触感の良さを計る

1.研究の概要とキーワード

 人が触れて使用する繊維製品の触感・風合いを、その力学特性(引張り、せん断、曲げ、圧縮特性)、表面特性、熱・水分・空気の移動特性から数値化して求めます。
   
2.他の研究との相違点・新規な点

   ・ 人の感覚である触感を数値化することができます。
   ・ 人が触る程度の低荷重域での材料特性を精密に測定することができます。
   ・ 用途に見合う最適な測定条件を決定します。
   ・ 主観評価によって得られた触感と同じような評価をする式を作ることができます。
   ・ 品質の高い繊維製品の設計を行うことができます。

3.内容
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 人の皮膚を引っ張ってみると、図1のように直線ではなく、下に凸の曲線を描きます。
 人が触れて使用する繊維製品の材料である布は、人の皮膚と似たような曲線を示します。そのため、肌触りの良さを感じることができるのです。
肌触りに関わる力はごく微少で図2に示したような引張、曲げ、せん断、圧縮変形特性と表面特性という複数の特性から得られることがわかっています。これは1970年代に川端・丹羽らにより明らかになり、人の感覚を計測することのできるKES-Fシステムが開発されました。これらの方法を利用して品質の高い繊維製品の設計を行うことを目的として研究を進めています。
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4.研究の適用分野

  ・ 肌触りが良く、着心地の良い高品質な衣料用布地の設計
  ・ 寝具(ふとん、毛布、シーツなど)
  ・ タオル類
  ・ 衛生用品(紙おむつ、生理用品など)
  ・ 自動車の内装材料    他


研究者  井上 真理
神戸大学発達科学部 人間環境学科
神戸大学連携創造本部より

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