単繊維の基本物性の測定-蜘蛛糸繊維から高弾性・高強力繊維まで-
1.研究の概要とキーワード
繊維製品の基本単位である単繊維の基本的な力学的・熱的性質を測定し、種々の繊維の基礎データhttp://ww/集積を行っています。これらの性質は衣料用布地においては動作追随性や肌触りのよさに関与しており、布の設計に直接かかわっていることを明らかにしています。
2.他の研究との相違点・新規な点
泥臭い方法ではありますが、単繊維1本のヤング率、繊維軸と直交する方向の圧縮弾性率、ねじりによるせん断弾性率を直接測定します。ヤング率は一般的に測定が行われていますが、それ以外の弾性率を直接測定したデータはわずかしかありません。
単繊維の繊維軸方向、繊維と直交する方向両方の熱伝導率を測定します。
衣料用繊維である天然繊維・化学繊維をはじめ、蜘蛛糸繊維から高弾性・高強力繊維まで幅広く測定を行っています。
3.内容
単繊維は、繊維軸に極端に配向した高分子構造をもっています。
一般には、繊維の強さを表す弾性率としてヤング率のみを測定すること場合が圧倒的に多いのですが、それだけでは本来の繊維の性質を捉えていることにはなりません。
そこでヤング率だけでなく、繊維軸と直交する方向の圧縮弾性率、ねじりによるせん断弾性率を直接測定します。また、熱特性として単繊維の繊維軸方向、繊維と直交する方向両方の熱伝導率を測定します。
これらの値から総合的に単繊維の性質を捉え、糸、布といった繊維集合体の性質を捉えることを可能にします。人の感覚を計算することのできる布の性質を単繊維の性質から予測することが可能となると考えられます。
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4.研究の適用分野
衣料用繊維である天然繊維・化学繊維をはじめ、蜘蛛糸繊維から高弾性・高強力繊維まで
研究者 井上 真理
神戸大学発達科学部 人間環境学科
神戸大学連携創造本部より
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- at 2006年12月28日