植物におけるイオンのホメオスタシス、環境応答機構の解析
1.研究の概要とキーワード
研究室のメインテーマは、植物が成長に必要とする栄養塩を取り込み、代謝し、あるいは、有害物質を排出することで、細胞環境の恒常性を維持するための機構(イオンホメオスタシス)を解析することです。
キーワード:
植物細胞、培養細胞、生体膜輸送、液胞、転流、
無機イオン代謝、リン酸、窒素、pH、塩ストレス、環境適応、オルガネラ分化
2.他の研究との相違点・新規な点
植物の無機イオン代謝機構を、分子・オルガネラレベルで明らかにしています。
植物細胞やオルガネラを生きたままで単離し、その生理機能を解析する技術を持っています。また、各種イオンを高感度で測定することができる装置をそろえているので、少数細胞やオルガネラレベルでのイオンの変動を追跡することができます。
モデル植物(シロイヌナズナ)の培養細胞や突然変異体の解析と組み合わせることで、イオンホメオスタシスに関与する各種分子の役割を明らかにしています。
3.内容
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植物の生育に重要なイオンホメオスタシスは、細胞内のオルガネラや膜輸送系の働きで維持されています。なかでも植物細胞の体積の大半を占める液胞(赤く染まった部分)の働きが重要です。私の研究室では、植物から細胞を単離し、単離した細胞からさらに液胞をそのままの形で取り出して、イオン恒常性における働きを解析する研究を進めています。
また、各種イオンの分析には、イオンクロマトグラムを用いており、イオン分析のための新しい手法の検討も行っています。
4.研究の適用分野
植物生理学、植物栄養学、環境生理学、環境分析など
研究者 三村 徹郎
神戸大学理学部 生物学科
神戸大学連携創造本部より
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- at 2006年12月28日