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ヌクレオシド誘導体及びその製造方法

1.発明の概要

本発明は、チミジンの3'水酸基あるいはウリジンの2'水酸基に様々なアリール基を導入した誘導体の合成に関するものである。これらの誘導体は、抗ウイルス活性、抗癌活性、抗ヘルペス活性などを有する医薬品の主成分あるいはその合成中間体として有用である。

今まで、3'や2'の水酸基にエーテル結合で直接アリール基が結合した化合物は報告されていない。
式上Arは一般的な芳香族性置換基であり、フェニル基やナフチル基、ピリミジンやイミダゾールなどのヘテロ原子を含む骨格も含むものである。これらの骨格のアリール基にさらに種々のアルキル基、ハロゲン基、ニトロ基、シアノ基などの置換基が導入されていてもよい。とくに、ニトロ基やシアノ基のものは合成収率も高く有用である。

ヌクレオシド誘導体及びその製造方法


2.公開番号  特開2007-077109

3.出願番号  特願2005-270041

4.出願日  平成17年9月16日

5.特記事項

応用分野 :医薬品、診断、DNA合成、RNA合成 


発明者 : 関根 光雄、田口 晴彦、成田 岳史、清尾 康志

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ABCタンパク質が輸送する基質のスクリーニング方法、及びABCタンパク質の輸送活性の測定法

1.発明の概要

ゲルろ過プレートを用いてABC (ATP-Binding Cassette)トランスポーターの基質と輸送活性をスクリーニングする方法で、96穴のゲルろ過プレートを用いることにより高速自動化スクリーニング装置へ応用することができる。

創薬において薬剤輸送という観点から多種類のリード化合物をスクリーニングする事を可能にし、バイオアベイラビリテイー(小腸での吸収)が高い薬剤や中枢神経系で選択的に作用する薬剤の探索開発等に応用できる。
さらに、細胞中への化合物輸送、あるいは細胞から溶液中への排出輸送過程も測定することができる。

2.公開番号  特開2007-151493

3.出願番号  特願2005-353801

4.出願日  平成17年12月7日

5.特記事項

応用分野 :新規医薬品の開発、 薬物の体内動態解析


発明者 : 石川 智久、中川 大、渡邊 正人、齊藤 光

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

人体形状復元装置および人体形状復元方法

1.発明の概要

本発明は、個人もしくは集団の人体モデルの形状を作成する場合において、部分的な人体寸法や解剖学的特徴点座標といった計測が容易でかつ少ない情報のみから、3次元の人体形状を高精度に復元し取得する方法とその装置を提供する。

本発明は、統計的手法により求めた集団の代表形状に、限られた数の特徴点の寸法を入力して、個人の形状を復元するものである。この手法により個人の人体形状を簡便な計測のみから高精度に復元することができる。

2.公開番号  特開2007-079718

3.出願番号  特願2005-264124

4.出願日  平成17年9月12日

5.特記事項

応用分野:靴、眼鏡、ズボン、シャツの製造メーカー産業技術総合研究所との共同出願(第三者へ実施許諾可能)


発明者 : 宇治橋 貞幸、宮崎 祐介 、持丸 正明 、河内 眞紀子 

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

擬ポリロタキサンおよびポリロタキサンの製造方法

1.発明の概要

物質合成の分野において、ソルベントフリーの製造方法は、グリーンケミストリーの観点から期待されている。例えば、ある種のポリロタキサンは最近コンタクトレンズ等のソフトマテリアルとして利用が図られているが、従来これらの原料となる擬ポリロタキサンを固相で溶媒無しに合成する手法の開発が望まれていた。

問題は、固相状態で、ひも状分子を如何にして輪状分子中に貫通させるかにあった。
本発明は、ポリエチレングリコールとシクロデキストリンの混合物を加圧混合をすることだけで、このひも通しを極めて効率よく短時間に達成し、目的の擬ポリロタキサンを固相で生成させることに成功したものである。

2.公開番号  特開2007-070553

3.出願番号  特願2005-261530

4.出願日  平成17年9月9日

5.特記事項

応用分野 :特許法第30条の新規性喪失の例外規定を適用。


発明者 : 高田 十志和 

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

物質導入担体、物質導入方法及び物質導入用キット

1.発明の概要

細胞への遺伝子導入試薬は遺伝子治療や遺伝子の機能解析にとって、重要な試薬であり、数多く開発されている。

DNAやRNAを細胞内に導入する試薬として、カチオン性リポゾームが知られているが、今回、mRNAとカチオン性リポゾームの複合体に炭酸アパタイトを混合したところ、mRNA-カチオン性リボゾームのみに比べて5~15倍の高い遺伝子の発現が確認できた。

2.公開番号  特開2007-63194

3.出願番号  特願2005-252057

4.出願日  平成17年8月31日

5.特記事項

医薬品、遺伝子治療、遺伝子ワクチン、遺伝子導入用試薬、DDS、siRNA


発明者 : 赤池 敏宏、チョウドリー、エズハルル ホック、ファティマ トゥーズ ゾホラ

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

手術器械の組立方法及びその組立方法に用いる医具

1.発明の概要

本発明は、人体の切開或いは開腹を必要としない外科手術のための手術器械の体内での組立て方法と医具に関するものである。

第一の構成部分と第二の構成部分において、第一の構成部分は、トロッカーに挿入し得る寸法を備え第二の構成部分の一部はトロッカーに挿入し得る寸法形状を備え、第一の構成部分を第二の構成部分の一部に連結させた手術器械。

2.公開番号  特開2007-83022

3.出願番号  特願2006-206038

4.出願日  平成17年8月24日

5.特記事項

応用分野 :東京医科歯科大学との共同出願(第三者へ実施許諾可能)

6.出願人  国立大学法人東京工業大学及び国立大学法人東京医科歯科大学


発明者 : 小俣 透、高山 俊男、小杉 幸夫、田中 直文、小嶋 一幸、大谷 俊樹、赤松 秀樹、藤井 靖久、高瀬 浩造 

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

遺伝子多型の検出方法および薬物のスクリーニング方法

1.発明の概要

個人個人の薬物応答性の違いは、薬物代謝酵素や薬物ターゲット分子の発現量の差異および遺伝的多型によるものと考えられてきた。最近、薬剤輸送に関与している薬物トランスポーターの一塩基多型(SNP)が、その基質特異性を変化させたり、欠損させたりすることが解ってきた。

そこで、多くの一塩基多型の中から、薬物トランスポーターに関連した一塩基多型を確定しておくことは、薬物応答性を予測する上で極めて重要となってきている。

今回、薬剤輸送に関与するヒトABC (ATP-Binding Cassette)トランスポーターに関連した一塩基多型を簡便に同定する方法を確立し、実際に関与している遺伝子をいくつか同定することが出来た。  

2.公開番号  特開2007-060967

3.出願番号  特願2005-250084

4.出願日  平成17年8月30日

5.特記事項

応用分野 : 遺伝子診断、SNP、テーラーメード医療


発明者 : 石川 智久、櫻井 亜季、田村 藍   

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

プラスミドDNAの精製方法及びプラスミドDNA精製用キット

1.発明の概要

各種のプラスミッドDNA精製用キットが市販されているが、煩雑で、収率が低く、多くの問題点を含んでいる。
今回、双性イオン型(zwitterionic)界面活性剤を用いることにより、
・操作が簡便
・低コスト
・高純度
・高収率
・大量生産可能
な方法を開発した。

この方法により医薬品グレードのプラスミッドDNAがキログラム単位で精製出来、遺伝子治療や遺伝子ワクチンなどの製造に応用できると思われる。

2.公開番号  特開2007-006799

3.出願番号  特願2005-192605

4.出願日  平成17年6月30日

5.特記事項

応用分野:プラスミッドDNA精製、 精製用キット、 医薬品、 遺伝子治療、 遺伝子ワクチン


発明者 : 赤池 敏宏、チョウウドリー、エズハルル ホック

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

耐酸性を有するハイドロタルサイト複合材料およびその製造方法

1.発明の概要

本発明は、ドラックデリバリーシステムへの応用を可能にする耐酸性を有するハイドロタルサイト複合材料およびその製造方法に関する。

層状構造を持つハイドロタルサイトの陰イオン交換能および再構築機能を利用して層間に薬剤を保持させた後、オレイン酸等の不飽和結合を有する油脂を用いて被覆することで耐酸性を持たせ、十二脂腸まで薬剤を送ることを可能した。

2.公開番号  特開2007-022881

3.出願番号  特願2005-210416

4.出願日  平成17年7月20日

5.特記事項

応用分野:医薬品


発明者 : 亀島 欣一、岡田 清 東、中島 章 、吉崎 久子

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

固体支持体及びDNAチップ

1.発明の概要

本発明は、ポリスチレンビーズやガラス基盤上へオリゴヌクレオチドを固定化する新規リンカーに関する。 このリンカーは、ポリスチレンビーズやガラス基盤上へアミド結合を介してオリゴヌクレオチドを固定化している。

本発明では、アミド結合を介してオリゴヌクレオチドの固定化しているため、その後の化学的処理によりオリゴヌクレオチドの脱離を最小限に抑えることができるため、DNAチップに代表される遺伝子解析装置に適用することで、従来のものよりも「正確性を大幅に向上」し、また「質の高い品質管理」が可能になる。

固体支持体及びDNAチップ


2.公開番号  特開2007-078399

3.出願番号  特願2005-263722

4.出願日  平成17年9月12日

5.特記事項

応用分野:DNAチップ、遺伝子診断特許法第30条の新規性喪失の例外規定を適用。


発明者 : 関根 光雄、清尾 康志、大窪 章寛

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

神経様突起伸張促進剤

1.発明の概要

低濃度で公知の神経成長因子に比べて強い神経様突起伸張作用を有し、且つ毒性の低い神経様突起伸張剤を提供する。
ある種の毒性の低いポリ酸化合物が神経成長因子(NGF)と組み合わさることにより,シネルギスト的に極めて顕著な神経様突起伸張促進効果を示す。

2.公開番号  特開2007-106734

3.出願番号  特願2005-288448

4.出願日  平成17年9月30日

5.特記事項

応用分野:抹消神経障害治療剤等


発明者 : 山瀬 利博

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

低分子化合物とタンパク質の結合評価方法

1.発明の概要

DNA修飾低分子化合物をプローブとして用いた、T4DNAリガーゼによるライゲーション反応で合成されるシグナルDNAの合成阻害効率を指標にする、低分子化合物―タンパク質結合評価法の基本原理の確立。

2.公開番号  特開2006-320271

3.出願番号  特願2005-147569

4.出願日  平成17年5月20日

5.特記事項

応用分野 :電気泳動、DNAチップ、リアルタイムPCR


発明者 : 小畠 英理、三重 正和、舟橋 久景

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

使い捨て磁気浮上式血液ポンプ

1.発明の概要

本発明は、血液接触部のみを使い捨て部品とする遠心血液ポンプに係り、詳しくは使い捨て部分の構造が簡単で、永久磁石の使用個数が少なく低コストで製造が容易な磁気軸受ロータを採用した使い捨て磁気浮上式血液ポンプを提供する。

2.公開番号  WO2007/029623

3.出願番号  PCT/JP2006/17370

4.出願日  平成17年9月5日

5.特記事項

応用分野 :東京医科歯科大学との共同出願(第三者へ実施許諾可能)


発明者 : 進士 忠彦、下河邉 明、朝間 淳一 、原 力、土方 亘、高谷 節雄 、星 英男

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

抗VRSA剤

1.発明の概要

バンコマイシンは院内感染の主原因であるMRSA(メシチリン耐性黄色ブドウ球菌)への究極の薬剤として開発されたが、近年その耐性菌(VRSA)が出現し、早急に対策を講ずる必要性が世界的に求められている。

本発明は従来のベーターラクタム剤が透過できないような分厚い細胞壁を持ったVRSAに対しポリ酸が有効に増殖抑制することを発見したことを基に、ベーターラクタム剤をヘテロポリ酸塩と併用することにより、低毒性でかつ相乗効果を有する有用な抗VRSA剤となることを示したもので臨床的に極めて重要である。

2.公開番号  特開2006-273837

3.出願番号  特願2005-205986

4.出願日  平成17年7月14日

5.特記事項

応用分野:医薬品


発明者 : 山瀬 利博 神奈川県横浜市緑区長津田町4259 東京工業大学内

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

表面修飾無機微粒子の製造方法および表面修飾無機微粒子

1.発明の概要

本発明は医療分野などで有用な微粒子に関する発明である。機能を有する無機微粒子を生体内で使用する場合、表面状態を精密に制御することが非常に重要。無機微粒子をクエン酸で被覆することで、無機微粒子を分散させ、それを土台として表面改質を行い、無機微粒子を分散させたまま表面改質を行うことを可能にした。

特に、その表面改質反応を適切に選択した有機溶媒中で行うことで、高分散状態と凝集状態の制御を行い、効率的な表面改質反応と精製を可能にした。

2.公開番号  特開2006-282582

3.出願番号  特願2005-104699

4.出願日  平成17年3月31日

5.特記事項

応用:MRI造影剤の増感剤


発明者 : 半田 宏、阿部 正紀、池田 森人、西尾 広介

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

TZF/TZF-L遺伝子ノックアウト非ヒト哺乳動物、その作製方法、およびその利用方法

1.発明の概要

Zinc Finger タンパク質(TZF)遺伝子の欠損したノックアウトマウスを作成した。
このノックアウトマウスの表現系として、骨量減少や雄性不妊が確認されていることから、
①骨粗鬆症の原因解明あるいは治療薬創製のモデル動物としての利用
②雄性不妊の研究あるいは治療薬の創製への利用の可能性がある。

2.公開番号  特開2006-325452

3.出願番号  特願2005-151711

4.出願日  平成17年5月25日

5.特記事項

応用分野 :疾患モデル動物、医薬品開発、 遺伝子治療。特許法第30条の新規性喪失の例外規定を適用。 桐蔭学園との共同出願(第三者へ実施許諾可能)


発明者 : 萩原 啓実 神奈川県相模原市大野台7-14-28

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ヌクレオシドホスホロアミダイト化合物

1.発明の概要

本発明は、ウラシル環の5位をアミノアルキル基で、2′水酸基をメチル基で修飾したウリジン誘導体に関する。本発明に含まれるウリジン類はこれまでに合成例のない新規化合物である。

修飾RNAの化学合成の合成原料として、遺伝子検出にもちいるプローブを構成する修飾ヌクレオシドとして、あるいはアンチセンス、アンチジーン、抗ウイルス活性、抗癌活性、抗ヘルペス活性などを有する医薬品の主成分あるいはその合成中間体として有用である。

2.公開番号  特開2006-248975

3.出願番号  特願2005-067121

4.出願日  平成17年3月10日

5.特記事項

応用分野:RNA合成、RNAi、RNA保護基、医薬品、診断


発明者 : 関根 光雄、清尾 康志、岡本 到、尾島 晃司郎

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

トリチル型化合物

1.発明の概要

リボースの5′-OHの保護基として、トリチル基は一般的に使われている。
本発明は、そのトリチル基に、カルボン酸やヒドロキシメチル基を導入したもので、新規化合物である。

これらの置換基の導入により、リボースの5′-OHだけでなく、水素結合による安定化により、3′-OHも同時に保護することが可能となった。 この化合物は、核酸化学や糖化学などの生体関連化学分野だけでなく、有機化学を使用する幅広い分野において有用な保護基である。

2.公開番号  特開2006-248956

3.出願番号  特願2005-066555

4.出願日  平成17年3月10日

5.特記事項

応用分野:DNA合成、DNA保護基、DNAチップ、医薬品、診断


発明者 : 関根光雄、清尾康志、大窪章寛、粕谷林太郎

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

動的カチオン感受性部位を挿入した新規ヌクレオシド誘導体

1.発明の概要

下記の人工核酸塩基で、ハロゲン結合を用いた塩基対形成により安定化した核酸二重鎖を形成する。 修飾塩基のiphを片方のDNA鎖に有し、その向かい側の塩基を種々代えて核酸二重鎖融解温度(Tm)を測定したところ、その向かい側にiimiが来た場合に最も高いTmが得られた。

2.公開番号  特開2006-248987

3.出願番号  特願2005-067805

4.出願日  平成17年3月10日

5.特記事項

応用分野:DNA合成、DNA保護基、DNAチップ、RNAi、医薬品、診断

6.出願人  国立大学法人東京工業大学


発明者 : 関根 光雄、俵田 隆哉、清尾 康志

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ヌクレオシド、ヌクレオシド誘導体、オリゴヌクレオチド、及びオリゴヌクレオチド会合体

1.発明の概要

下記の人工核酸塩基で、ハロゲン結合を用いた塩基対形成により安定化した核酸二重鎖を形成する。 修飾塩基のiphを片方のDNA鎖に有し、その向かい側の塩基を種々代えて核酸二重鎖融解温度(Tm)を測定したところ、その向かい側にiimiが来た場合に最も高いTmが得られた。

ヌクレオシド、ヌクレオシド誘導体、オリゴヌクレオチド、及びオリゴヌクレオチド会合体


2.公開番号  特開2006-248987

3.出願番号  特願2005-067805

4.出願日  平成17年3月10日

5.特記事項

応用分野:DNA合成、DNA保護基、DNAチップ、RNAi、医薬品、診断


発明者 : 関根 光雄、俵田 隆哉、清尾 康志

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

置換カルバモイル基を保護基とした核酸の合成方法

1.発明の概要

核酸塩基の新しい保護基で、中性条件下加熱するのみで迅速に脱保護が可能である。
従来のDNA化学合成法では、塩基部位の脱保護にアンモニア処理を用いることが必須であり、それが塩基性条件下不安定な修飾DNAの合成や、工業的スケールでのDNAの大量合成において大きな問題となっていた。

今回新しく開発した熱化学的に脱保護可能な保護基によりこれらの問題点が全て解決され、天然型DNAや修飾DNAの化学合成が大きく進展することが期待できる。

2.公開番号  特開2006-248931

3.出願番号  特願2005-064892

4.出願日  平成17年3月9日

5.特記事項

応用分野:DNA合成、DNA保護基、DNAチップ、医薬品、診断


発明者 : 関根 光雄、宮田 健一、玉虫 隆二、清尾 康志

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ヌクレオシド誘導体

1.発明の概要

蛍光ヌクレオシドで、シトシン塩基にピロロピリミジンを縮環した化合物であり、デオキシ5-ヨードシチジンから一工程で合成可能である。

この化合物を369 nmの紫外光で励起した場合、可視光領域(490 nm)に比較的強い蛍光を発する。したがって、この化合物はシトシンが本来もつアミノ基やカルボニル基がそのまま残っているため、二本鎖DNAを形成することもでき、シトシンの代わりとして用いて、DNAに組み込んだ場合、そのDNAが蛍光標識された形となり、DNAチップやPCR法などのプローブDNAに極めて有用である。

ヌクレオシド誘導体


2.公開番号  特開2007-015948

3.出願番号  特願2005-196680

4.出願日  平成17年7月5日

5.特記事項

応用分野:DNAプローブ、DNA合成、DNA保護基、医薬品、診断特許法第30条の新規性喪失の例外規定を適用。


発明者 : 関根 光雄 、宮田 健一 、峯尾 良太 、清尾 康志

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

2'-O-修飾ヌクレオシドの製造方法

1.発明の概要

2'-O-シアノエチル基を化学変換し、様々な修飾ヌクレオシドを効率的に合成する方法を発明した。 これらの化合物は、2'修飾リボヌクレオシドとして、RNAiなどの核酸医薬の候補として有用なものとなりうる。

2.公開番号  特開2006-248930

3.出願番号  特願2005-064888

4.出願日  平成17年3月9日

5.特記事項

応用分野:RNA合成、RNAi、RNA保護基、医薬品、診断


発明者 : 関根光雄、玉木継吾、実吉尚郎、清尾康志

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

リボヌクレオシドの2’水酸基の脱保護方法

1.発明の概要

最近、DNAよりもRNAの合成や修飾に研究の対象が移行してきている。その理由は、DNA→mRNA→蛋白とより蛋白に近いところにあること、RNAiが遺伝子治療などに注目を集めていることによる。

2'-O-シアノエチルRNA合成ユニットを用い、順次縮合反応を行った後に、シアノエチル基を中性条件下フッ化物イオンを作用させることにより、除去することに成功した。

本法は、RNAの2'保護基としては、最も立体障害の少ないものであり、鎖長伸長反応で極めて高い縮合効率を維持することが出来る、優れた方法である。

2.公開番号  特開2006-248929

3.出願番号  特願2005-064883

4.出願日  平成17年3月9日

5.特記事項

応用分野:RNA合成、RNAi、RNA保護基、医薬品、診断

6.出願人  国立大学法人東京工業大学


発明者 : 関根光雄、實吉尚郎、清尾康志

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

高分子微粒子の電荷調整方法、高分子微粒子の水系分散液、及びその製造方法

1.発明の概要

高分子微粒子の水系分散液のうち、表面に電荷を有する高分子微粒子の水系分散液は、化粧品原料、光拡散剤、光沢防止剤(艶消し剤)、塗料添加剤、樹脂改質剤、医療診断用プローブ、気孔付与剤、トナーなどの様々な分野で応用が展開され、注目を集めている。表面に電荷を有する高分子微粒子が分散した水系分散液においては、高分子微粒子の電荷を制御する技術が重要となる。

本発明の目的は、水系分散液に分散した高分子微粒子において、高分子微粒子の粒子径を略一致させた状態で、高分子微粒子の電荷を簡便な方法により調整できる水系分散液中の高分子微粒子の電荷調整方法を提供することである。酸素が溶存している水系分散液に分散している高分子微粒子の電荷調整方法であって、前記水系分散液に分散している前記高分子微粒子に紫外線を照射して、前記高分子微粒子の表面状態を改質させることにより電荷を調整する。

2.公開番号  特開2006-225514

3.出願番号  特願2005-040938

4.出願日  平成17年2月17日

5.特記事項

応用分野:高分子微粒子、ラテックス分散、高分子微粒子分散液


発明者 : 中川 勝 、岸本 洋昭 、長井 勝利

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

抗後天性免疫不全症候群ウイルス剤

1.発明の概要

既知の抗HIV剤に比べて強い抗AIDS作用を示し、且つ毒性の低い化合物を提供する。

【解決手段】
内容:「猿HIV」と「人HIV」のMIXであるキメラウイルスを植え付けたマウスに特定のポリ酸化合物を投与し、投与後、日経過を追って、卵巣中でHIVにより発現されるタンパクを測定する(5匹/1群、3群テスト)。
結果:未投与のものは3日後もタンパクは減少しないが、投与したものは、著しい効果有り。再現性あり。

2.公開番号  特開2007-055904

3.出願番号  特願2005-239877

4.出願日  平成17年8月22日

5.特記事項

応用分野:抗AIDS作用

6.出願人  国立大学法人東京工業大学


発明者 : 山瀬 利博、奥田 研爾、松井 清彦

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

有機物質とフェライト粒子とを有する複合粒子及びその製造方法

1.発明の概要

フェライト粒子に有機物質を結合させた複合粒子は、MRI用造影剤、温熱療法、細胞標識及びドラッグデリバリーなどへの応用が期待される。
これらの複合粒子の各用途においては、フェライト粒子に対して、有機物質が安定に結合していることが求められる。
今回の発明は、フェライト粒子表面加工の方法で、表面を還元状態にしたり、酸化状態にしたり、表面にジスルフィド基を導入することにより、さまざまな分野への応用を可能にした。

2.公開番号  特開2007-70195

3.出願番号  特願2005-261823

4.出願日  平成17年9月9日

5.特記事項

応用分野:MRI用造影剤、温熱療法、細胞標識、ドラッグデリバリー


発明者 : 半田 宏 、阿部 正紀 、郷右近 展之 、西尾 広介 

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ラクタム及びラクトン合成酵素

1.発明の概要

過去に抗生物質ビセニスタチンの生合成遺伝子を同定し、特許出願済みである。
今回、その遺伝子情報の中で、ビセニスタチンのラクタム構造を構築するVinP4-TEと通称する酵素チオエステラーゼの遺伝子を大腸菌にて単独で発現して、タンパク質を純粋に精製した。

この酵素はチオエステルだけでなく、最も通常のエステルであるエチルエステルでも同様の反応を起こすことを見出した。
この発見は従来の酵素の概念を変えるものである。

2.公開番号  特開2006-204169

3.出願番号  特願2005-019886

4.出願日  平成17年1月27日

5.特記事項

応用分野:医薬品、酵素


発明者 : 柿沼 勝己、工藤 史貴、江口 正

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ホスホリルコリン類の製造方法

1.発明の概要

表題の化合物 (下図) は高脂血症や高コレステロール血症の成人にみられるアテローム性動脈硬化の原因分子のひとつであることが最近明らかになった。この化合物は LDL (low density lipoprotein) の成分のひとつであるアラキドン酸含有ホスファチジルコリンのアラキドン酸部位が酸化されて生成する。動脈硬化を予防するため,この化合物を用いた、さらに詳しい研究が今後も継続していくと考えられるが,この化合物の入手は非常に困難である。

今回、この全合成を行うとともに、そのスペクトルを調べることにより、天然から得られる化合物の立体構造も確定することが出来た。

ホスホリルコリン類の製造方法


2.公開番号  特開2006-248992

3.出願番号  特願2005-067934

4.出願日  平成17年3月10日

5.特記事項

応用分野:医薬品、 診断薬、 ホスホリルコリン類


発明者 : 小林 雄一、フクム プラサド アチャリャ

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

マグネタイト微粒子の製造方法  

1.発明の概要

室温に近い温和な条件で、非常に均一な、任意の粒径の磁性ビーズを製造する方法を開発した。  しかも、その粒径は他の方法では極めて製造が困難である10nm~100nmをカバーしている。

磁性微粒子は電子写真トナーの磁性キャリアや磁性塗料など多くの産業で利用されているが、近年、アフィニティクロマトグラフィ用固相担体などのようなバイオテクノロジー分野や、MRIの造影剤などの医療分野などその利用範囲は多様な分野に拡がっており、これらの分野においては微細かつ高度な制御が必要であるためにそのサイズは100ナノメートル以下の任意の大きさで、かつ狭い分布で調製できることが強く望まれている。

2.公開番号  特開2006-219353

3.出願番号  特願2005-035257

4.出願日  平成17年2月10日

5.特記事項

応用分野:DDS、造影剤、医薬品開発用、診断、磁性キャリア

6.出願人  国立大学法人 東京工業大学

発明者 : 半田 宏、阿部 正紀、郷右近 展之、西尾 広介、池田 森人

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

核酸の検出方法

1.発明の概要

本技術により、RNA又はDNAの配列を生きた細胞内で検出できる。
すなわち、両端末に2種類の蛍光タンパク質が結合したRevペプチドをコードする遺伝子を細胞内に導入し、発現させる。

この2種類の蛍光物質は、Revペプチドと特異的に結合するRNAがあれば、その距離の変化によって、蛍光強度が異なることから、RNAに組み込まれた特定の核酸の相補鎖を定量できるように設計されている。
この方法ではタンパク質とRNAという生体内物質のみを用いて検出を行なわれているため、細胞内で必要となるものを産生させることにより、これまでにはできなかった長期にわたる経時的な核酸検出が可能になる。

2.公開番号  特開2006-055017

3.出願番号  特願2004-237951

4.出願日  平成16年8月18日

5.特記事項

応用分野:DNAチップ、分析分野、臨床検査分野、医薬・医療分野


発明者 : 小畠 英理、 三重 正和、 遠藤 玉樹

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ガン光線力学治療用新規光増感剤

1.発明の概要

放線菌から得られた抗菌剤、5-Acetoamino-4-oxo-5-hexenoic acidの全合成を行い、その前駆体である methyl ester(Ⅰ)について、ガン光線力学療法の際の光増感剤としての可能性を検討したところ、顕著な効果が得られた。

作用機序として、5-Aminolevulinic acid (Ⅱ)がポルフィリン生合成の原料として作用し、ポルフィリンが癌細胞に蓄積し、光を当てると活性酸素が産生され、癌細胞を壊死させることが知られているが、今回の化合物(Ⅰ)は、構造的に(Ⅱ)と類似であることから、同様の理由によると思われる。

2.公開番号  特開2006-282577

3.出願番号  特願2005-104466

4.出願日  平成17年3月31日

5.特記事項

応用分野:医薬品、ガン光線力学治療、抗菌剤


発明者 : 和地 正明、小林 雄一、大倉 一郎

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

匂い測定方法および匂い測定装置

1.発明の概要

歯科医療の分野で客観的な指標を得ることができる簡便な口臭測定器が開発されている。しかし、選択性に乏しいなどの問題点があり臨床的に有用な測定器はない。口臭は3種類の揮発性硫黄化合物が原因とされている。人間の口腔内は湿度が高く、硫黄化合物は低濃度で存在している。そこで、本発明では湿度の影響のない電気化学ガスセンサアレイと感度向上のために濃縮管を組み合わせたシステムである。

2.公開番号  特開2005-337816

3.出願番号  特願2004-155170

4.出願日  平成16年5年25日

5.特記事項

応用分野:医療向け口臭センサ特許法第30条の新規性喪失例外の適用有り。


発明者 : 中本 高道、 小林 克弘、 伊藤 淳二

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

生理的条件下でのウイルス粒子様構造体及びその形成方法

1.発明の概要

例えば、SV40ウイルスの表面タンパク質(キャプシドタンパク質)やその変異体を粒子形成促進因子の存在下、特定のpH、塩濃度でインキュベーションすることにより、均一なウイルス様粒子を形成することに成功した。

このインキュベーションの際、溶液中に生理活性物質などを共存させると、その生理活性物質がウイルス様粒子の内部に封入されること、これが生理的条件下で行えることなどから、本法はドラッグデリバリーシステム(DDS)や遺伝子治療におけるキャリヤーなどとして有望である。

2.公開番号  WO2006/004173

3.出願番号  PCT/JP2005/012524

4.出願日  平成16年7月1日

5.特記事項

応用分野:医薬・医療分野、診断分野


発明者 : 半田 宏、 中西 章、 川野 雅章

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

プロスタグランディン誘導体の製造方法、プロスタグランディン誘導体、その中間化合物およびその製造方法

1.発明の概要

プロスタグランディン誘導体は局所ホルモンとして知られており、各種の生理活性を有し、医薬品として、広く用いられている。

例えば、胃壁の保護剤、血管修復剤、毛細血管改善剤、子宮収縮剤などがある。
今回、シクロペンテン-ジオールを原料として、マロン酸エステルの付加反応、およびアルデヒド化合物とのアルドール反応等を組み合わせて、高収率で、選択率良く、Δ12-プロスタグランディンJ2を製造した。

この化合物は20年前に単離されているが、1995年にDNAを活性化するタンパク質のプロモーターであることが解り、非常に注目されているものである。
同様な方法で、数種類のプロスタグランディン誘導体を合成した。

2.公開番号  特開2005-330191

3.出願番号  特願2004-147903

4.出願日  平成16年5月18日

5.特記事項

応用分野: 臨床検査、医薬・医療分野特許法第30条の新規性喪失例外の適用有り


発明者 : 小林 雄一

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

抗菌作用を有する試薬

1.発明の概要

リポペプチド系抗生物質イチュリン(Iturin)は、糸状菌(カビ)などを中心として幅広い抗菌活性を示す安全性の高い物質である。

抗菌作用を示さない程度に希釈された濃度で、低いpH条件下にすると、イチュンの作用が顕著に高まることを見出した。単独では殺菌効果が認められない条件下で、イチュリンと酸を共存させると、約3時間で、100分の1程度に菌数が低下するという顕著な殺菌効果が認められた。

2.公開番号  特開2005-232050

3.出願番号  特願2004-041638

4.出願日  平成16年2月18日

5.特記事項

応用分野:農薬、医薬、化粧品添加剤


発明者 : 阿野 貴司、 正田 誠 

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

タンパク質の高密度配向集積方法

1.発明の概要

抗体結合能を有するプロテインGのCドメインに、疎水性の高いポリペプチドを連結した疎水性抗体結合タンパク質を遺伝子組換えで作製した。

このタンパク質は疎水性ポリマーをパターニングしたガラスプレートや、疎水性プラスチックプレートに効率良く集積されることが解った。このタンパク質集積プレートを用いることにより、より高感度でクリアカットなプロテインチップなどへの応用が期待できる。

2.公開番号  特開2005-220028

3.出願番号  特願2004-026386

4.出願日  平成16年2月3日

5.特記事項

応用分野:プロテインチップ、分析分野、臨床検査分野、医薬・医療分野


発明者 : 小畠 英理、 三重 正和、 田中 弦 

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ペプチド誘導体、及び分子間相互作用検出方法

1.発明の概要

蛍光標識した比較的短いペプチド群を用いたペプチドチップにおいて、その蛍光標識の変わりに、フォトクロミック化合物で標識することにより、感度を大幅に向上することが出来た。

すなわち、ペプチド群に、フォトクロミック化合物として、スピロピランを結合し、タンパク質との相互作用に基づくメロシアニン体からスピロピラン体への光異性化反応を解析することで、タンパク質ごとの「プロテインフィンガープリント」を作製し、ペプチドータンパク質間の相互作用を簡便に再現性良く検出する方法を開発した。

2.公開番号  特開2005-233854

3.出願番号  特願2004-045588

4.出願日  平成16年2月23日

5.特記事項

応用分野:プロテインチップ、臨床検査、医薬・医療分野


発明者 : 三原 久和、 富崎 欣也

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

局在化表面プラズモンセンサ、センシング装置およびセンシング方法

1.発明の概要

本発明は、微小領域、特にミクロンオーダー以下に存在する検出対象分子を検出する局在化表面プラズモンセンサ、センシング装置およびこれらを用いたセンシング方法を提供する。

より具体的には、本発明は、従来の表面プラズモン共鳴を用いずに、局在化した表面プラズモンを用い、光ファイバの端面に検出部分を形成して超小型のセンシングプローバを形成し、(a)数nm程度の単分子層の吸着又は結合が検出できる高い感度、(b)溶液中でのリアルタイム検出が可能であること、(c)簡単な装置で検出が可能であること、の特徴を持つ高感度のセンサ、センシング方法、装置を提供する。

2.公開番号  特開2005-181296

3.出願番号  特願2004-309844

4.出願日  平成16年10月25日

5.特記事項

応用分野: タンパク、DNA、糖、脂質等の生体分子間の相互作用の検出や化学物質等の相互作用の検出など新規性喪失例外(特30条)適用有り


発明者 : 梶川 浩太郎

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

人工心臓用の磁気軸受およびモータ装置

1.発明の概要

本発明は、2自由度アクティブ制御、3自由度パッシブ制御により5自由度相当の高い剛性を実現した磁気軸受けを提供し、併せて小型化と低消費電力化を実現した人工心臓用軸受け・モータ装置を提供する。本発明の磁気軸受けには、インペラに回転トルクを与える駆動機構(ハルバッハ型の永久磁石アレイと空芯コイルアレイが組み込まれ、モータ装置を構成される。

2.公開番号  特開2005-121157

3.出願番号  特願2003-357979

4.出願日  平成15年10月17日

5.特記事項

応用分野:人工心臓、その他非接触軸受け新規性喪失例外(特30条)適用有り


発明者 : 進士 忠彦、 李 黎川、 下河邉 明、 高谷 節雄

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

SINEの挿入多型を指標とした鯨種判別方法

1.発明の概要

SINE法とはRNAを介した遺伝子の転移機構で、ゲノム内で転移する場合、RNAの逆転写により、多くのコピーが出来る(DNAを介した場合は、遺伝子が移動するのみ)。 ゲノム上の、このSINE部分の繰り返し部分を解析することにより、哺乳動物の系統樹が解析出来る。

今回は、鯨類の判別を目的として、検体が鯨かどうか判別するPCRプライマー、歯鯨類か否かを判別するPCRプライマー、ヒゲ鯨類か否かを判別するPCRプライマーなど、計18組の種判別プライマーを作成した。
これらのプライマーを使用してPCRをおこなえば、それぞれの検体がどの種に対応するのかが即座に100%の正答率でわかる。

実際に、市場で販売される鯨種はずっと限られたものであるので、このプライマー全てを使用する必要はなく、目的に応じてこのプライマーを使い分けることもでき、より効率的に少ない実験量で種判別をおこなうことも可能である。例えば、ミンク鯨か否かだけが知りたいのであれば、1組のプライマーセットで十分判別可能である。

2.公開番号  特開2005-160359

3.出願番号  特願2003-402154

4.出願日  平成15年12月1日

5.特記事項

応用分野: 鯨類の判別、 食品分野 


発明者 : 岡田 典弘、 二階堂 雅人

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

骨修復材料、被覆骨修復材料、これらの製造方法

1.発明の概要

ケイ素アルコキシドの加水分解/重縮合で得られるケイ素-酸素結合ネットワークにタンタルまたはニオブ、さらにカルシウムを導入した骨修復材料である。本骨修復材料は、高いアパタイト形成能を有し、柔軟性があり加工性に優れ、また各種プラスチック、金属、セラミックスとのぬれ性に優れており他の骨修復材料の被覆剤としても利用できる。

2.公開番号  特開2005-110708

3.出願番号  特願2003-344692

4.出願日  平成15年10月2日

5.特記事項

応用分野:骨修復材料、被覆骨修復材料


発明者 : 田邊 靖博、 福島 学、 安田 榮一、 清水 政夫

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ポリリジン結合型光線力学治療剤

1.発明の概要

光線力学治療(PDT)は光増感剤を腫瘍に取り込ませ、その腫瘍に光照射を行うことによって細胞を破壊する治療法である。

クロリンe6(Ce6)はPDTにおける優れた光増感剤であると云われているが癌細胞の核まで取り込まれないため治療効果が乏しいという欠点がある。 そこで、癌細胞に多く取り込まれ、核まで到達することが知られているカチオン性高分子にCe6を結合させたところ、大幅な取り込み量の増加と核への到達が認められた。実際にカチオン性高分子結合Ce6をヒーラ細胞に取り込ませたところ、Ce6単独に比べ、30~50倍の量が取り込まれ、しかも高い殺細胞効果が認められた。

2.公開番号  特開2005-104950

3.出願番号  特願2003-340529

4.出願日  平成15年9月30日

5.特記事項

応用分野:医薬・医療分野、診断薬分野、臨床検査分野


発明者 : 大倉 一郎、 小倉 俊一郎、 蒲池 利章

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ピロールおよびその製造方法

1.発明の概要

本発明は、塩基反応剤によるヘミアミナールの新反応とそれより得られる多官能基化されたピロール類の製造法に関する。特に多様な官能基を導入したピロールの合成に適している。そのため新規ピロール類の探索における出発化合物として有用である。

2.公開番号  特開2004-262806

3.出願番号  特願2003-053484

4.出願日  平成15年2月28日

5.特記事項

応用分野:医薬、農薬、各種化学品の原料、中間化合物


発明者 : 友岡 克彦、 関 法良、 判治 貴之、 友安 崇浩

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

昆虫細胞培養用培地

1.発明の概要

昆虫細胞は一般に牛胎児血清(FCS)又は、昆虫血液を添加した培地で培養されている。これらの原材料は高価であることと、BSE問題があることなどで、無血清培地の開発が強く望まれている。従来の無血清培地は、乳タンパク質の加水分解物やアミノ酸を含む合成培地が用いられているが、今回、鶏肉および卵黄のタンパク質加水分解酵素で処理した分解物を培地に添加したところ、従来品に比べて5倍近くの細胞増殖促進効果が見られた。この培地は、107 cells/mlの細胞数まで培養可能であり、極めて良好なものと言える。

2.公開番号  特開2004-344135

3.出願番号  特願2003-148061

4.出願日  平成15年5月26日

5.特記事項

応用分野:医薬・医療分野、診断薬分野、臨床検査分野


発明者 : 大石 秀夫、 石川 智久

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

汚染地盤の浄化方法

1.発明の概要

本発明は,汚染土壌を高圧水によって撹拌し、原位置において地中試験管状もしくは地中フラスコ状の懸濁領域を形成し、必要に応じて懸濁領域下方から低水圧を連続又は断続して供給し続けることによって上昇水流を形成することで、所定の期間にわたって懸濁状態を維持した後に、水の供給を停止させ、土粒子を沈殿させ、上部の細粒土を除去する土壌浄化工法。

2.公開番号  特開2004-305963

3.出願番号  特願2003-105631

4.出願日  平成15年4月9日

5.特記事項

応用分野:汚染土壌の浄化工法


発明者 : 太田 秀樹

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

細胞導入剤、細胞導入方法、細胞導入剤の製造方法、細胞導入剤製造用組成物、および、細胞導入剤製造用キット

1.発明の概要

細胞への遺伝子導入試薬は遺伝子治療や遺伝子の機能解析にとって、重要な試薬である。従来、化学的手法による遺伝子導入試薬としては、ヒドロキシアパタイトやリボゾームなどが、商品化されている。 しかし、従来の試薬は血液由来のタンパク質があると機能しないことやヒト細胞には極めて導入しにくい等の問題点を抱えていた。今回、炭酸化アパタイトを用いたところ、血液由来のタンパク質存在下でも、機能することがわかり、細胞を識別する能力を有することが分かった。このことにより、生体細胞内(in vivo)で使用できる可能性があるとともに、ヒト肝細胞等へも導入できる可能性が出てきた。

又、ヒドロキシアパタイトを用い、DNAとの微粒子沈殿物を作り、それを細胞内に導入する際、pH 7.50、37 ℃ が最適であることを見出した。 この条件を用いると Ca++ 濃度は、10 ~15 mmol で充分である。この方法の応用として、最近極めて注目を浴びている、RNA干渉(RNA-I)にも適用できると思われる。

2.公開番号  WO2004/043495

3.出願番号  PCT/JP03/14376(60/425,291に基づく優先権主張)

4.出願日  平成15年11月12日(優先権主張日 平成14年11月12日)

5.特記事項

応用:医薬・医療分野、診断薬分野、臨床検査分野


発明者 : 赤池 敏宏、 Md Ezharul Hoque Chowdhury、 丸山 厚

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

土壌処理剤および土壌の処理方法

1.発明の概要

本発明は、土壌中のビスフェノールAなる難分解性化学物質を土壌処理剤により分解する方法であり、土壌処理剤に担子菌すなわちアラゲカワラダケ、酵素誘導剤がナラ又はリグニンを用いる。担子菌が酵素誘導剤を添加して前培養し、土壌を湿潤状態及び通気状態にして効果を最大限にあげる土壌の汚染物質の除去工法である。

2.公開番号  特開2004-323636

3.出願番号  特願2003-118794

4.出願日  平成15年4月23日

5.特記事項

応用分野:汚染土壌の浄化


発明者 : 太田口 和久  

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

脱硫脱硝剤及び脱硫脱硝方法

1.発明の概要

 本発明は、工場や発電所からの大気汚染物質である硫黄酸化物、窒素酸化物を簡易にかつ連続して除去できる脱硫脱硝剤に関する。本脱硫脱硝剤は、Cu,Ta(Nb)系複合酸化物で硫黄酸化物、窒素酸化物に対して高い吸着(吸収)特性を有し、繰返し使用ができる。

2.公開番号  特開2004-89778

3.出願番号  特願2002-251623

4.出願日  平成14年8月29日

5.特記事項

応用分野: 排ガス中SOx、NOxの除去


発明者 : 相田 隆司、 戸島 健、 長尾 隆司

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

シラノール類とその中間体及びその製造方法並びにアルコール類の製造方法

1.発明の概要

本発明は、ケイ素不斉中心を有する新規な光学活性有機ケイ素化合物すなわちシラン、シラノール類とその製造方法に関する。さらに、これらシラノール類から光学活性アルコール類を製造する製造方法に関する。
本発明は、医薬、農薬、各種機能性物質の原料及び中間体を提供すると共に不整合性反応に新規な手法を提案するものである。

2.公開番号  特開2003-261577

3.出願番号  特願2002-64462

4.出願日  平成14年3月8日

5.特記事項

応用分野:不斉合成反応、有機合成


発明者 : 友岡 克彦、 井川 和宣、 齊藤 大介

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

匂いレシピ決定方法

1.発明の概要

においを電子的に記録する際に用いる要素臭の混合比率(レシピ)の決定方法および記録されたレシピに基づいて各要素臭を調合して対象臭を再生する記録・再生システムにおいて、これまでは要素臭の数が増加すると匂いセンサの多重共線性や非線形性のためにセンサ応答での雑音の影響が無視できなく、そのため要素臭の数が4~5種類以下でなければレシピを決定する事が出来なかった。

本発明は、要素臭の種類が多い場合でも効率よくレシピを決定する方法を提供する。
すなわち 、
1) 要素臭の組み合わせのみによって対象臭を近似。
2) 対象臭のセンサ応答ベクトルと要素臭の濃度ベクトルを雑音の影響を除いた少数の次元の空間に変数変換し、変換後の空間で非線形最適化アルゴリズムもしくは適応制御理論により対象臭に近似する調合臭となるように各要素臭の濃度を決定。

2.公開番号  特開2003-279459

3.出願番号  特願2002-83994

4.出願日  平成14年3月25日

5.特記事項

応用分野:香料、匂い検知 、アロマテラピー、オフィスの雰囲気作り、ゲーム、人工現実感、e-コマース


発明者 : 中本 高道、 山中 高夫、 松本 良輔

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

回転の制御が可能な酵素の製作方法

1.発明の概要

分子モーターは今はやりのナノテクノロジーで非常に注目を集めている分野である。1997 年に生体内物質移動に関与するタンパク質1個からなる回転するモーターがあることが解った。本発明は、このモーターの回転を直接制御する方法で、いわば、スイッチ付きの分子モーターであり、微少な動力源として、広範な分野での利用が期待できる。

すなわち、植物葉緑体のATP合成酵素の回転軸部分に存在する制御領域を含む148アミノ酸からなる配列を細菌のATP合成酵素の回転軸部分に移植することによって、その細菌のATP合成酵素の分子モーターが外部溶液が酸化状態で止まり、還元状態で回転することを見いだした。
この技術は人工筋肉の開発、人工微少モーターの開発、細胞内物質移動、マイクロマシン、DDS(Drug Delivery System)の開発、ナノスケールのファクトリー等に応用出来ると思われる。

2.公開番号  特開2003-47476

3.出願番号  特願2001-237454

4.出願日  平成13年8月6日

5.特記事項

応用分野:医薬・医療分野、バイオ分野全般


発明者 : 久堀 徹

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ヌクレオシドホスホロアミダイト化合物

1.発明の概要

本発明は効率的な核酸合成を可能とする核酸合成試薬を提供する。すなわち、ホスホロアミダイト法によりオリゴデオキシリボヌクレオチドを合成する場合、デオキシリボースの5'水酸基は、通常、ジメトキシトリチル(DMTr)基によって保護される。DMTr基は、酸処理によって除去されるが、この酸処理によりプリンヌクレオシドのN-グリコシド結合が切断されてしまう場合がある。また、このような酸処理自体が合成工程を煩雑化する一つの要因となっている。

今回、5'水酸基がDMTr基ではなく、スルフェニルエステル型の保護基によって保護されているホスホロアミダイトユニットを用いることにより、5'水酸基の脱保護をインターヌクレオシド結合の酸化と同時に行うことが可能になった。これにより、プリンヌクレオシドのN-グリコシド結合の切断の可能性を回避でき、なおかつ、合成工程を簡略化することができる。

2.公開番号  特開2002-371095

3.出願番号  特願 2001-180445

4.出願日  平成13年6月14日

5.特記事項

応用分野: 医薬・医療・診断薬


発明者 : 清尾 康志、 関根 光雄 

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

mRNAの安定制御によるタンパク質大量発現系

1.発明の概要

大腸菌のエンド型リボヌクレアーゼRNase Gの標的配列であるadhE遺伝子5'-非翻訳領域を、目的とする構造遺伝子の上流に連結することにより、RNase G欠損株中で目的遺伝子のmRNAが安定化する。これにより目的産物の生産量の増大およびエネルギー効率の改善が達成される。この技術は、従来のプロモーターによる大量発現系と併用できる点が特徴である。

2.公開番号  特開2002-238576

3.出願番号  特願2001-42034

4.出願日  平成13年2月19日

5.特記事項

応用分野:医薬


発明者 : 永井 和夫、 和地 正明 

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

スルホン誘導体及びその製造方法

1.発明の概要

重合体残基を有するスルホン誘導体は、種々求核試薬の置換反応により、重 合体残基からの脱離と同時に様々な生理活性誘導体を簡便に合成できる。本発明は、極めて反応性の高い重合残基を有するスルホン誘導体及びその合成法、また、その前駆体である重合残基を有するスルホニルクロリド及びそれを1段階で合成する方法を提供する。

2.公開番号  特開2002-179727

3.出願番号  特願2000-373136

4.出願日  平成12年12月7日

5.特記事項

応用分野: 製薬  


発明者 : 高橋 孝志、土黒 一郎

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

藍色細菌による二酸化炭素の除去・回収方法

1.発明の概要

藍色細菌が二酸化炭素を取り込む能力を有することは知られており、また生化学的過程が遺伝子レベルで解明されつつある。しかしながら、藍色細菌の二酸化炭素取り込み能を利用して気体中の二酸化炭素を工業的に除去・回収するという発想は存在しなかった。

本発明は、藍色細菌が、二酸化炭素を含有する気体から、二酸化炭素を実用的レベルで効率よく取り込む能力を有することをはじめて見出した。 従って、光照射条件下で藍色細菌の菌体と二酸化炭素とを接触せしめることにより二酸化炭素を該細胞内に取り込ませることを特徴とする二酸化炭素の除去方法を提供する。本発明は、さらに、光照射条件下で藍色細菌の菌体と二酸化炭素とを接触せしめることにより二酸化炭素を該細胞内に取り込ませ、次に該細胞を暗条件下に置くことにより該細菌から二酸化炭素を放出せしめることを特徴とする、二酸化炭素の濃縮方法を提供する。

2.公開番号  特開 2001-354407

3.出願番号  特願 2000-177173

4.出願日  平成12年6月8日

5.特記事項

応用分野:二酸化炭素の除去方法


発明者 : 太田口 和久

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸及び/またはホモバニリン酸検出用修飾電極及びその検出方法

1.発明の概要

電気化学的に前処理したパイロリティックカーボンファイバー電極によるアスコルビン酸と3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸の検出はGononらにより報告されている。しかしながら、これらの代謝産物、3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸及びホモバニリン酸は、ドーパミンとは異なり、生理的pHの水溶液中においてはアスコルビン酸と同じく負に電荷した1価の陰イオンとして存在するため、電極表面をカチオン性の単分子膜で修復した電極を用いてこれらの陰イオンを同時に定量することは不可能であった。

本発明は、正に荷電したカチオン性単分子層膜で化学修飾した電極を用いて、一価の陰イオン化合物である3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸、ホモバニリン酸、及びアスコルビン酸と電極表面の正の電荷サイトとの静電的相互作用によるそれぞれの酸化電位のシフトの違いを利用して、これらの化合物の同時定量をおこない、同時に、電極を単分子層膜で修飾することによって、酸化生成物の電極表面への吸着によって電極活性が低下するのを防ぐことができる。

2.公開番号  特開2001-264285

3.出願番号  特願2000-76806

4.出願日  平成12年3月17日

5.特記事項

応用分野:検出装置


発明者 : 大坂 武男

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ポリマー被覆磁性ビーズおよびその製造方法

1.発明の概要

薬剤候補物質、タンパク質、DNAなどの単離・同定等に用いるバイオスクリーニングを、磁性ビーズを用いることにより高速で多量の処理を可能にする、即ちハイスループット化することのできる技術開発に期待が高まっている。現在実用化されている磁性ポリマービーズは、粒子径や磁化、被覆ポリマー等に関して種々の問題点を有している。

本発明の目的は、標的物質に特異的に反応する物質でフェライト粒子が十分に被覆されたナノメータサイズの微小粒子であり、標的物質を表面に多量に固定できるとともに、標的以外の物質の非特異的吸着が防止され、粒子に結合した生体レセプターなどのタンパク質の失活が防止されており、飽和磁化が大で残留磁化が小さく、高速バイオスクリーニングのキャリヤーに適したポリマー被覆磁性ビーズとその製造法を提供することにある。

2.公開番号  特開2006-131771

3.出願番号  特願2004-322819

4.出願日  平成16年11月5日

5.特記事項

応用分野 :バイオスクリーニング


発明者 : 阿部 正紀 、半田 宏 、西開 宏史

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

核酸の合成法

1.発明の概要

核酸の合成法として、ホスホロアミダイト法が良く知られている。この方法は、核酸塩基部のアミノ基にアシル型の保護基を使用することを前提としており、長時間のアミノ酸処理等により収率や純度の低下が起こる。最近では、核酸塩基部位に保護基を使用しない条件下、DNAオリゴマーを構築できる塩基部位無保護アミダイト法が知られているが、副反応の結果生じるP-N結合を開裂除去するために余分な工程が必要とされる。

本発明の目的は、核酸を迅速かつ正確に合成できる方法を提供することであり、核酸の塩基部分を保護せずに当該核酸を合成する方法であって、プロトン供与体の存在下、ヌクレオチド同士を縮合反応させることを特徴とする方法を提供する。

2.公開番号  特開2003-2895

3.出願番号  特願2001-162896

4.出願日  平成13年5月30日

5.特記事項

応用分野 :核酸の合成法


発明者 : 関根 光雄 、清尾 康志 、大窪 章寛

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

アミロイド線維の形成を阻害する活性を有するRNA

1.発明の概要

アミロイドβペプチド(Aβ)はアルツハイマー病におけるアミロイド線維の主要な構成成分であることは知られている。通常、Aβはα-へリックス構造をとっているが、何らかの原因でβ-シート構造へと転移することにより、アミロイド線維が形成され、不溶化するために、脳細胞に沈着し、アルツハイマー病の原因となる。このβ-シート構造への転移過程を阻害することが出来れば、アミロイド線維の形成を阻害することが出来ると考えられる。

今回は、Aβを特異的に認識して結合するRNA分子をスクリーニングする方法について検討し、得られた11種類のRNAがAβの構造移転とアミロイド線維化を阻害することを見出した。

2.登録番号  特許第3992282号

3.出願番号  2003-304195

4.出願日  平成15年8月28日

5.特記事項

利用分野:医薬品、遺伝子検査、診断、DNA診断


発明者 : 三原 久和、 高橋  剛、 多田 幸輔

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ハイドロキノンと界面活性剤の結晶性の分子錯体を含む美白剤

1.発明の概要

ハイドロキノン又はその誘導体と界面活性剤からなる結晶性の分子錯体が美白剤として有効に作用することを見出した。分子錯体の形成により熱、酸素又は光に対する美白剤の保存安定性が向上するとともに持続性が改善される。

2.登録番号  特許第3712066号

3.出願番号  特願2002-264636

4.出願日  平成14年9月10日

5.特記事項

応用分野: 美白剤 


発明者 : 大橋 裕二、 飯村 菜穂子

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

砒素除去方法、飲料水製造方法及び砒素除去装置

1.発明の概要

本発明は、地下水の深刻な砒素汚染問題を抱える発展途上国における飲料水確保用技術を目指して開発された。世界各地の広く分布しているラテライト土壌を若干の前処理を行うことで砒素を吸着除去する技術である。

2.登録番号  特許第3858060号

3.出願番号  特願2002-265595

4.出願日  平成14年9月11日

5.特記事項

応用分野: 地下水の浄化、廃液処理


発明者 : 川崎 順二郎、 はばき 広顕

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ビピリジン誘導体及びビピリジニウム誘導体

1.発明の概要

本発明は、高い電子親和性と高い量子収率とを兼ね備えた、ビリジン及びチアゾール環を導入し、連結部に三重結合を導入した新規な有機化合物を提供する。

2.登録番号  特許第3731812号

3.出願番号  特願2002-65505

4.出願日  平成14年2月22日

5.特記事項

利用分野:電子輸送材料、n-型半導体、蛍光材料、蛍光プローブ、光触媒、金属のリガンド、プロトンアクセプター、太陽電池、エレクトロミズム、除草剤、など


発明者 : 山下 敬郎

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

光学活性ジフェロセニルホスフィン誘導体、動的不斉触媒、及び該光学活性ジフェロセニルホスフィン誘導体又は該動的不斉触媒を用いた光学活性化合物の製造方法

1.発明の概要

本発明は、不斉触媒反応に優れ、かつ安定性の高い新規触媒を提案するもので、エン反応、ディールスーアルダー反応、アルドール反応等炭素―炭素結合形成反応の触媒として用いることによって医薬品、農薬、各種機能材料に有用な光学活性化合物を高い収率で合成することを可能にした。

2.登録番号  特許第3722215号

3.出願番号  特願2002-1976

4.出願日  平成14年1月9日

5.特記事項

利用分野:不斉合成反応


発明者 : 三上 幸一

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

センサ

1.発明の概要

本発明のセンサは、作用電極、参照電極および対極を収納した小型電解セルで、作用電極をメルカプト基を有する複素環式化合物の単分子層により化学修飾することで尿酸、L-アスコルビン酸の定性・定量分析を可能にした。
本センサによって血液や尿中の尿酸の定量が簡便かつ正確にできるようになった。

2.登録番号  特許第3938301号

3.出願番号  特願2001-367016

4.出願日  平成13年11月30日

5.特記事項

利用分野:尿酸の分析


発明者 : 大坂 武男、 チェラパン レトナ ラジ

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

2-チオウリジン誘導体の合成法

1.発明の概要

本発明は、廉価なウリジン化合物から2―チオウリジン類縁体を大量かつ効率的に合成する方法に関する。
得られた2―チオウリジン類縁体を含む人工核酸は、アンチセンス核酸や遺伝子診断用のプローブとして有用であり、遺伝子診断における診断精度を著しく向上できる。

2.登録番号  特許第3982738号

3.出願番号  特願2001-071331

4.出願日  平成13年3月14日

5.特記事項

利用分野: 医療分野、診断分野


発明者 : 関根 光雄、 清尾 康志、 庄田 耕一郎、 岡本 到

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

匂い調合装置及び匂い記録再生装置並びにそれらを用いた匂い記録再生システム

1.発明の概要

 匂いを調合・再生する装置は、対象ガスを複数の異なった特使を持つガスセンサーの応答パターンを検出、次に複数の要素臭ガスの混合・調合し、対象ガスから得たパターンとマッチングするように混合率を決めて匂いの再現を行う。その際、各要素ガスの量は、高価なますフローコントローラー等の流量調節器を用いている。
 
 本発明は、流量調節器に、Δ―Σ変調法を用いる事で、安価で簡便な匂い調合・再生装置を提供する。また、通信手段を用いて、遠隔地でも匂いを再現できるシステムを提供。

2.登録番号  特許第3722000号

3.出願番号  特願2001-078218

4.出願日  平成13年3月19日

5.特記事項

応用分野: 匂いによる対象物判定や遠隔地での匂い再現など


発明者 : 中本 高道、 山中 高夫、 松本 良輔

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

SINE法による動物種判別方法

1.発明の概要

 本法は鯨類を含む哺乳動物の種を簡便かつ安価に判別する方法である。
 すなわち、哺乳動物の組織からDNAを抽出し、本法で作成したプライマーを用いて、このDNAの中の特定領域をPCR法で増幅する。 その増幅されたPCR産物の長さをアガロースゲルで電気泳動を行って確認する。 この一連の作業をSINE法と命名し、そのPCR産物の長さの違いで種が判別出来る。

 従来はPCR法で特定の遺伝子を増幅し、アガロースゲルで電気泳動を行った後、シークエンス法によって塩基配列を決定していたが、このプライマーを用いればシークエンスの必要がなく、極めて簡便で大幅なコストダウンが出来る。

 この方法により、調査捕鯨で市場に出ている鯨肉の種判別を行い、合法的かどうかを簡便に判定出来る。 又、産地表示義務や種の表示義務のある食品にも広く応用できる。

2.登録番号  特許第3600891号

3.出願番号  特願2001-126667

4.出願日  平成13年4月24日

5.特記事項

応用分野:食品、研究用試薬(系統学、進化分類学)


発明者 : 岡田 典弘 

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

脱窒方法

1.発明の概要

 扶養分として問題になっている排水中に含まれるアンモニア態窒素を容易かつ効率的に窒素ガスに変え得る方法を見出した。

 すなわち従来法は、好気的条件での消化反応と嫌気的条件での脱窒反応の2段階の反応を必要とするか、または1段法の場合にはその反応速度が遅いといった問題があった。本発明は、好気的条件下でアンモニア態窒素を直接窒素ガスに変換できる細菌株を見出すことで本発明を完成した。

2.登録番号  特許第3750053号

3.出願番号  特願2001-745

4.出願日  平成13年1月5日

5.特記事項

応用分野:廃水処理


発明者 : 正田 誠

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

ビタミンD誘導体およびその製造方法

1.発明の概要

 一般に新規な生理活性物質を見出すためには、少量多種の化合物を迅速に供給し、活性試験をすることが重要である。これまでの合成方法は、化合物を個々に合成するため、後処理等煩雑な単離操作が反応ごとに常に必要であり、少量多種の化合物合成には不適当であった。 従って、本発明は、反応ごとに必要な分離精製を容易にすることによって、多種のビタミンD誘導体を簡便に合成する方法、およびそのビタミンD誘導体を提供できる。

ビタミンD誘導体の合成中間体に重合体残基を結合させても、これまでの均一系の反応と同様にビタミンD誘導体を合成できること、さらには、反応が不均一系であり、重合体残基を有するビタミンD誘導体は、通常溶媒に溶解しないため、反応停止後の後処理工程が簡便となることにより多種類のビタミンD誘導体を有利に製造できることを見出した。

2.登録番号  特許第3855017号

3.出願番号  特願 2000-373140

4.出願日  平成12年2月17日

5.特記事項

応用分野 :ビタミンD誘導体


発明者 : 高橋 孝志、土黒 一郎

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

界面活性剤との結晶化を利用した芳香族化合物の気化速度を調節する方法

1.発明の概要

 一般に、芳香剤、医薬等の薬剤や化粧品は、長期間の使用のため持続性、徐放性が要求され、そのためこれらの気化速度を制御することが必要とされている。これらを達成するために、従来は、徐放性が要求される特定の化合物に対する特殊な装置や特殊な化合物等が用いられており、そのため、製造に手間がかかり、また、コストも高くなる欠点があった。また、その気化・徐放作用の程度を調節することが難しいという欠点があった。

 本発明は、界面活性剤、特にイオン性の基とその基に結合した少なくとも1つの炭素数8以上の直鎖アルキル基とからなるイオン性界面活性剤と、芳香族化合物との分子錯体の結晶を形成することにより、芳香族化合物の気化速度を調節する方法を供する。芳香族化合物の気化速度は、界面活性剤のアルキル基の鎖の長さを変えることにより、低コストでかつ簡単に調節することができる。

2.登録番号  特許第3900237号

3.出願番号  特願 2000-118551

4.出願日  平成12年4月14日

5.特記事項

応用分野 : 芳香剤、医薬等の薬剤、化粧品


発明者 : 大橋 裕二

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

視覚障害者用画像認識装置、その方法及びプログラム

1.発明の概要

 本発明は、視覚障害者用画像認識装置に関するものであり、特に、福祉工学分野において、視覚障害者の街頭歩行支援のための携帯型画像認識装置に関する。来技術による装置や技法では、歩行者が携行する画像取得装置から得られる画像情報より、視覚障害者の歩行に障害となる物および歩行の助けとなる物を識別する際、認識対象物が多岐にわたるため、安定した認識機構を構成することが困難であった。

 本発明では、ヒトの画像認識系にヒントを得て、視覚障害者が画像取得系の対象物方向を自由に変更できるハンドヘルド形状とするとともに、画像取得系に付加した姿勢センサ(3次元加速度センサ)より、対象とする画像がどの方向から取得されたか、安定した静止状態で取得されたかといった撮影状況に関するアプリオリ情報を認識系に提供し、認識系は、このアプリオリ情報にもとづいて得られた画像の処理モードを変更し、より精度の高い認識結果を生成し、音響信号等によってこの結果を視覚障害者に提供する。

2.登録番号  特許第3837572号

3.出願番号  特願2004-075251

4.出願日  平成16年3月16日

5.特記事項

応用分野 :視覚障害者用画像認識装置


発明者 : 小杉 幸夫 、宇都 有昭 、岩堀 明生 、坂口 忠夫 、島崎 達也、木村 大輔

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

生細胞からの生体分子の採取方法

1.発明の概要

 本発明は、生きている状態の細胞から種々の生体分子を採取する方法、及びその方法を利用した生細胞内で発現している遺伝子の同定方法に関する。従来の生体分子の採取方法は、採取源とする細胞を殺すことを前提としており、細胞を生かした状態で生体分子を採取しようとする方法は知られていなかった。

 本発明は、このような技術的な背景の下になされたものであり、その目的は、生きた細胞からRNAなどの生体分子を採取する手段を提供し、個々の細胞について経時的な変化を連続的に記録することにある。本発明の方法により、一つの細胞における遺伝子発現等の変化を経時的に調べることが可能になる。

2.登録番号  特許第3837480号

3.出願番号  特願2001-284298

4.出願日  平成13年9月19日

5.特記事項

応用分野 :遺伝子の同定方法


発明者 : 猪飼 篤 、長田 俊哉 、金 賢徹

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

におい伝送システム

1.発明の概要

 従来のにおい発生方法及び装置は、「においの基本成分」として公に認められたものは無く、全てのにおいの遠隔地への伝送を言っているが、基本成分が一般的に定められていないため、正確なにおいの再現は不可能であった。また、すべての場所へのすべてのにおいの伝達再現が目的であり、数千、数万種あるといわれるにおいを数千から百種程度の基本成分のにおい種を用いて再構成し、疑似においとする必要があった。このため再現するためのにおいを高識別で検出する事が必要であり、少なくとも数十種類の特性の異なるセンサーを構成要素として用いた装置が必要になるなど高価な設備が必要であった。

 本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、その目的は、受ける側はにおいをあらかじめ想定されており、送受信両方に同じ「におい要素」を備える事で受信側でにおいを再現しようとする装置、システムで、かつシステム価格も廉価となるにおい伝送システムを提供することである。

2.登録番号  特許第3331371号

3.出願番号  特願平11-273372

4.出願日  平成11年9月27日

5.特記事項

特許法第30条第1項適用申請有り応用分野 :におい伝送システム


発明者 : 森泉 豊栄 、中本 高道 、中平 吉彦

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

面不斉を有する新規中員環アミンとその製造方法

1.発明の概要

 本発明は、室温下安定な面不斉を有する新規な中員環アミンとその製造方法に関する。
 安定な面不斉を有する中員環化合物はいくつか知られているが、それらは全て炭素中員環であり、類似のヘテロ中員環については全く報告例がなかった。これに対して最近、発明者らは、9員環エーテルが室温下安定な面不斉を有していることを初めて見出すとともに、その光学分割に成功した。

 このような背景のもと、発明者らは9員環ジアリルアミンについて室温下安定な面不斉を有するのか否か、明らかにするために研究に着手した。室温下安定な面不斉を有する中員環ジアリルアミンは、種々の医薬、農薬、各種機能性物質の開発における中間体として有用であり、不斉補助基、不斉配位子、キラルシントンとして使用し得る。発明者らは、これら9員環アミンを効率的に合成し、それらが室温下安定な面不斉を有することを初めて見出した。また面不斉から、中心性不斉への変換を検討し、9員環ジアリルアミンがキラルシントンとして有用であることを明らかにした。

2.登録番号  特許第3721388号

3.出願番号  特願2002-64543

4.出願日  平成14年3月8日


発明者 : 友岡 克彦 、鈴木 征希 、島田 麻木 、柳鶴 俊一

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

におい・ガス流可視化装置およびにおい・ガス流計測装置

1.発明の概要

 従来は、におい・ガス源の方向判定を行う際に、においガスセンサの配置位置の選定が困難であったり、局所的な風の乱れの影響を受けやすかったりという問題点があった。

  本発明は、多数のにおい・ガスセンサを用いて、におい・ガス濃度変化の多点計測を行うことにより、風の局所的な乱れの影響を受けにくく、短時間で信頼性の高い方向判定を可能とする。更に、可搬な小型のセンサアレイを用いて、におい・ガス源の方向判定を行うことにより、におい・ガス流の発生源の周囲に予めセンサが配置されている必要がなく、汎用性の高いにおい・ガス流可視化装置およびそれを用いたにおい・ガス流計測装置を提供することを目的とする。

2.登録番号  特許第3292866号

3.出願番号  特願平11-273373

4.出願日  平成11年9月27日

5.特記事項

応用分野 :ガスセンサ


発明者 : 森泉 豊栄、中本 高道 、石田 寛 、徳弘 崇文

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

2-デオキシ-シロ-イノソース合成酵素、アミノ酸配列、遺伝子塩基配列

1.発明の概要

 本発明はグルコース-6-リン酸を原料として、医薬品原料として重要な物質である、2-デオキシ-シロ-イノソース(DOI)を短段階で合成する方法を提供する。

 DOI合成酵素は、グルコース-6-リン酸(G-6-P)を基質として、DOIを合成する反応を触媒する環化酵素である。DOI合成酵素は2-デオキシストレプタミンをアグリコンとして含有するアミノグリコシド抗生物質の生合成に関与する酵素であり、その生成物であるDOIは、医薬原料や化学工業資源として有用な物質である。

 これまでDOIを合成する方法は多段階の反応と有害又は高価な金属を使用する方法があるのみで、短工程の方法はこれまで知られていなかった。

 本発明により、グルコース-6-リン酸よりDOIを合成する反応を触媒する酵素である、2-デオキシ-シロ-イノソース合成酵素が精製されて、その酵素の性質が明らかとなった。また、当該酵素の遺伝子塩基配列及びアミノ酸配列が与えられた。

2.登録番号  特許第3122762号

3.出願番号  特願平11-042955

4.出願日  平成11年2月22日

5.特記事項

応用分野:医薬原料や化学工業資源特許法第30条第1項適用申請有り。


発明者 : 柿沼 勝己

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

匂い・ガス流可視化計測装置

1.発明の概要

 この発明は、多数のガスセンサを用いてガス濃度変化の多点計測を行うことにより、風の局所的な乱れの影響を受けにくく、短時間で信頼性の高いガス濃度変化の方向判定をする方法を提供する。この方法によって、匂い・ガス源の方向判定を行うことにより、可搬で汎用性の高い匂い・ガス流可視化計測装置が実現する。

 この匂い・ガス流可視化計測装置は、複数のガスセンサを二次元平面上に配列したセンサアレイを持ち、このセンサアレイで匂い・ガス流の濃度変化を多点計測(実質的に同時多点計測)して、計測された濃度変化を可視化する。可視化された濃度変化に基づき匂い・ガス流の方向および流速を測定する。

2.登録番号  特許第3101712号

3.出願番号  特願平10-344039 1

4.出願日  平成10年12月3日

5.特記事項

応用分野:ガスセンサ


発明者 : 森泉 豊栄 、中本 高道 、石田 寛 、山中 高夫 、櫛田 直也

東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

匂い識別装置

1.発明の概要

 現在、食品・飲料,化粧品,環境計測等の分野では、専門家(パネラ)による官能検査により、匂いの品質検査,製品開発,異常検出を行っている。しかし、人間には個人差があり、日によって体調が異なることがあるため、客観的に匂いを識別する装置が求められている。 従来の技術における匂い検出用センサは開発されているが、近似する匂いの識別などの点で人間の嗅覚による匂い品質管理(官能検査)を代行できる程度の十分な匂いの識別ができず、その識別率を改善することが解決すべき課題となっていた。

 本発明は、上記課題を解決するために提案するものであり、その目的は、人間が行っている匂い品質管理(官脳検査)を代行できる程度の高い匂い識別率を有する匂い識別装置を提供することにある。

2.登録番号  特許第2955347号

3.出願番号  特願平02-316981

4.出願日  平成2年11月21日

5.特記事項

応用分野:食品・飲料,化粧品,環境計測
サントリー株式会社との共同出願


発明者  森泉 豊榮 、中本 高道 、福田 淳 、朝倉 康夫
東京工業大学
東京工業大学産学連携推進本部より

早稲田大学産学官研究推進センターのご紹介

早稲田大学産学官研究推進センターのご紹介です。

分野、フリーワード、反映日からシーズの検索ができます。
http://tlo.wul.waseda.ac.jp/SEEDS/index.php

シーズに興味のある方は
「早稲田大学産学官研究推進センター」まで。

-------------------------------------
早稲田大学産学官研究推進センター
URL : http://tlo.wul.waseda.ac.jp/
TEL : 03-5286-9867
Email : contact-tlo@list.waseda.jp

再生医療、バイオチップに関する研究

我々は、ナノパターン化表面が生体分子を特異的に認識することを見出し、再生医療、バイオチップへの応用が可能であることを明らかにした。具体的には、生体適合性に優れた含フッ素ポリイミド表面にラビング処理を施すとナノパターン化表面が形成される。その表面では以下に示すような特異な現象が認められた。

1、細胞の三次元凝集体(スフェロイド)が形成され、しかも容易にその凝集体を剥離できるため、ヘテロなスフェロイドの構築による臓器再生が可能と考えられる
2、ナノパターン表面にさらにマイクロパターンを形成させると(例えばイオン注入処理)、その領域のみに特定の細胞をスフェロイド状で接着できるため、細胞機能を高めた状態でその機能の評価ができ、細胞チップへ応用が可能であると考えられる
3、ナノパターン表面にはグロブリンが選択的に吸着するため、プロテインチップへの応用が期待できる
4、マイクロパターン化含フッ素ポリイミド表面では神経細胞の増殖、分化を制御できるため新しいニューロデバイスとしても期待できる

 さらに、生体内吸収性高分子材料の研究も進めており、再生医療で用いられる材料の合成、薬物送達システムへの応用も検討している。


川上浩良
首都大学東京 都市環境学部
都市環境学科 材料化学コース 准教授

バイオ・環境チップ生産用の次世代複合微細金型加工システム開発

マイクロチップ生産システムにおけるプラスチック射出成型品(写真参照)技術は、凹形母型を電鋳法により凸形反転写した微細加工金型を用いるのが一般的である。微細金型モノづくりでは、

(1)高速・高精度マイクロ機械加工技術により金型材料の凸形部分以外を彫り取り、金型材料凸部へ数百μmオーダーの凹形溝・孔を直接粗加工、

(2)微細金型加工に最適なフェムト秒レーザー微細加工装置の導入による数~数十μmオーダーの微細溝・孔加工、

(3)イオンビーム・電子ビーム等照射を利用した超微細金型加工によるサブミクロン~数十μmオーダーの超微細溝・孔加工、

(4)平成13年度即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業「微小集積化化学デバイス用精密金型製作装置の開発」

成果として、移動X線マスク法を用いた放射光X線加工と電鋳により、高アスペクト比でかつ抜き勾配(特願平10-202223)を有する30x50μmの微小流路を形成した微細金型の母型作製技術の共同研究開発に成功しているので、それを凌駕するようなサブミクロン~数百μmオーダーの超微細溝・孔をもつ複合微細金型を、母型なしで同一金型基板材料上へ組み合わせながら直接加工するシステムを構築することにより、あらゆる複雑形状を構成可能な次世代複合微細金型加工基盤技術を達成とする。

 大田区・品川区の先端技術中小企業集団であるCOMTECグループと産学連携して、ユーザー大手企業の要求基準にしたがい、環境チップでは数十~数百μmオーダー微細溝・孔、バイオチップではサブミクロン~数十μmオーダーの超微細溝・孔、さらに数百μm~1mmオーダーの貫通穴などを、金型基板材料上に高性能・低コストで直接構築し、次世代に競争力を有する微細金型基盤技術を研究開発する。バイオ・環境チップを高精度・高再現性でプラスチック成形できる生産システムを確立するため、機械加工とレーザー・放射X線加工を機能的に組み合わせて最適化する。


伊永隆史
首都大学東京 都市教養学部
都市教養学科 理工学系 化学コース 教授

生体高分子を用いたpH応答性遺伝子キャリアーの設計

遺伝子治療において重要なことは、遺伝子を効率よく標的細胞内に取り込ませ発現させる遺伝子キャリアーの創製である。遺伝子発現効率の高いウイルス性遺伝子キャリアーは安全性に問題があるため、非ウイルス性遺伝子キャリアーの開発が望まれている。これまで、ポリカチオンを用いた非ウイルス性遺伝子キャリアーの合成が行われてきた。 


 しかし、現存のポリカチオンはDNAと静電相互作用で複合体を形成し、DNAの酵素分解を回避させる反面、生理pH 7で細胞内に取り込まれたポリカチオン・DNA複合体は、pH 6に低下したエンドソーム内にトラップされる。その為、核移行性の低下による遺伝子発現効率の低さが問題となっている。そこで、pH 6近傍でプロトン化するイミダゾール基を有するポリヒスチジンを骨格に、DNA結合部位である複数のアミノ基を併せ持つ新規な遺伝子キャリアーとして、新規生体高分子アミノ化ポリヒスチジンを応用した。


朝山章一郎
首都大学東京 都市環境学部
都市環境学科 材料化学コース 研究員

脳の機能を調べる研究

近年,画像診断機器の急速な発展により健康な被検者の脳活動を無侵襲で観測・可視化が可能となり,脳科学が飛躍的な発展をとげつつあります.

脳活動を可視化する手法の代表的なものとして脳機能磁気共鳴画像法(脳機能MRI)や脳磁界計測があります.これらを用いて脳活動のイメージングを行う際,バックグラウンドの脳活動から関心対象の脳活動を抽出したり,測定データから信号源位置を推定したりする数理・統計手法の研究が必要になります.当研究室では最新の信号処理手法を脳機能の無侵襲計測とイメージングの分野に適用し,脳生理学者,言語学者,心理学者らと共同で学際的な研究を行なっています。


関原 謙介(東京都立科学技術大学